2022年1月25日(火)に、NothingはAdam Bates氏をデザインディレクターに任命したことを発表しました。Adam氏は、世界で初めてサイクロン式の掃除機を製造したメーカーとして有名なイギリスのDysonに14年以上勤め、Dysonの製品ポートフォリオと見られているデザインとUX(ユーザーエクスペリエンス)を定義するチームを作り上げました。実はDysonにはデザイナーはおらず、デザインエンジニアがいるのみとなっています。デザインリーダーとしてダイソンのエンジニアや科学者と共に、Dyson Supersonic™(ヘアドライヤー)、Airwrap™(ヘアカーラー+ヘアドライヤー)、コードレス掃除機や清浄機を含め、ダイソンの絶賛される代表作を数々生み出したといいます。そんなAdam氏の次の目標は、ロンドンでNothing初のデザインセンターの設立なのだとか。
Nothingでは4種類の製品が開発中!
「私は前からTeenage Engineeringを非常に高く評価しています。そして、Carl Pei氏のNothingチームと一緒に、人とテクノロジーの間にある障壁を取り払う夢を一緒に叶うことをとても楽しみにしています。初期段階における私の使命は、まず、デザインカルチャーの定義と発展を実現できるチームを作り、コンシューマー・テクノロジー分野に変革をもたらす象徴的な製品を創り出せる基盤を整えることです」と、NothingデザインディレクターとしてのAdam氏は、こう発言しました。Adam氏の加入に対し、NothingのCEO兼共同創設者であるCarl Pei氏は、「この重要な時期にAdam氏をチームに迎えることができて非常に嬉しいです。Adam氏は、ダイソンのデザイン文化作りに欠かせない人物です。そんな彼は、きっと私たちが胸を張って家族や友人に自慢できる製品を生み出してくれると信じています。」と述べました。
Nothingの初製品「Nothing ear (1)」は、2021年に最も期待された製品の一つとして、発売から40万台以上の出荷実績を誇っています。イギリスデジタルブランドであるNothingは、人々のデジタル生活をシームレスにつながるエコシステムを開発する計画を発表し、現在4種類の製品が開発中とのことです。今後の製品にも期待が高まりますね。
参考情報
Nothing、元ダイソンのデザイン&プロダクトUX責任者Adam Bates氏をデザインダイレクターに起用 – Nothing Japan – https://jp.nothing.tech/blogs/news/adam-bates