先日リリースされた「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」のiOS版にアップデートが行われ、バージョン1.0.6がインストールできるようになりました。使用方法は過去記事をご参照下さい。
アップデートの概要
リリースの記事でも書きましたが、iOS版の接種証明書アプリはアクセスが集中すると「接種記録が見つかりました」と表示されるのに、接種の詳細は「接種回数0回、接種日0000-00-00」などと、回数が0と表示されてしまいます。当然そのまま証明書が発行されるわけもなく、解決方法は待つ以外にありませんでした。
アクセスが集中してサーバーがパンクしている、というなら、アクセスが集中している旨のエラーが出れば納得することもできます。しかし、ちゃんとできているのかそうでないのか分かりづらいエラーを返されても、普通は困惑するばかり。アクセスが集中した場合に、どのような例外処理を行うか(エラーを返す)がちゃんと設計されていなかったのでは、と推測しています。
そんな状況のiOS版でしたが、そのエラーが修正されたようです。おそらくもう今はリリース直後のような混み方はしないでしょうが、変な動作が無くなるのは素直に歓迎します。
パスポートが上手く読み取れない点も改善
また、パスポートの読み取りで、指示通りにやっているのに何度もエラーが出て、読み取れない状態でした。私も実際にやろうとしたのですが、特に問題はないはずなのにエラーばかり。別に光って読み取れないとかではないので、本当になぜ無理だったのか分かりませんでした。もちろんパスポートは有効期限内ですし、モデルとして図示されているタイプの(想定されているはず)のパスポートです。
私は特に必要ないので困りませんでしたが、こんな重大な不具合を残したままのリリースとはちょっとお粗末だなという印象は拭えませんでした。
この不具合が改善され、私の環境でもパスポートを使って海外用の接種証明書を発行することができました。これで、一通りのバグは直ったかな、と思いますが、まだ別姓併記のマイナンバーカードでの接種証明書発行はできないままです。