当サイトでは新製品のニュースやレビューをお届けしています。この「ITなんとなく辞典」では、ITやデジタルに詳しくない方が、なんとなく単語を理解できることをめざし、できるだけやさしい言葉で解説していきます。
第1回目の今回は、スマートフォンの普及で劇的に会話に登場することの多くなった「GB(ギガバイト)」、通称”ギガ”について解説します。ついでに、深い関連性を持つB(バイト)、KB(キロバイト)、MB(メガバイト)、TB(テラバイト)も解説します。
GB(ギガバイト)は情報量の単位
まずはじめに、きっちり説明しておきます。ここで理解できなくても大丈夫、あとで簡単に書きますよ。
見出しにもありますが、GBは情報量の単位です。SI単位(系)(国際単位系)という世界的な単位の取り決めで定められています。国際単位系では、例えばメートル(m)やキログラム(kg)、秒(s)などが決められていて、現在の生活になくてはならないものです。
スマホのギガと、本体のギガは何が違う?
同じ単位が使われているのでややこしいのですが、GBは情報量の単位なので、スマホ本体の保存容量(ROM)とスマホの契約プランも意味すること(=データの大きさ)は一緒です。
しかし、SIMの契約の場合、「毎月何GBまで高速で使えるよ」という意味なので、来月になれば通信できる容量は回復します。
対して、スマホ本体の容量は、何もしなければ来月になっても再来月になっても自動で回復したりはしません。本体の容量は、撮った写真や動画、LINEなどのアプリ、OS(スマホの基本システム)などでどんどん埋まっていくばかり。ちょうどバケツのようなもので、いっぱいになるとあふれてしまうので、いらないデータを削除する必要があるんですね。
液体の体積(かさ)を(m)Lで表しますよね。水はL(リットル)だけど、お茶は別なんてことはありません。液体なら全部L(リットル)です。同じようなもので、GBはあくまで単位なので、情報量を表す場合にはGBを使います。
B,KB,MB,TBはGBの兄弟
GBの兄弟に、B(バイト)、KB(キロバイト)、MB(メガバイト)、TB(テラバイト)などがあります。

まずB(バイト)は、KB,MB,GBなど全ての情報量の基準となる量です。B(バイト)の10億(= 109)倍がGB(ギガバイト)です。同様に、1024B(バイト)が1KB(キロバイト)、1024KB(キロバイト)が1MB(メガバイト)、1024MB(メガバイト)が1GB(ギガバイト)となります。1024というのは厳密な値で、普通は大まかに千倍、「1000MB=1GB」と覚えておけばOKです。
TB(テラバイト)は、これらより更に大きい単位で、1024GBが1TB(テラバイト)です。今の一般的なスマホの保存領域が128GB程度なので、おおよそスマホ8台分に相当します。これだけでめちゃくちゃ大きい量だと分かりますよね。
TB(テラバイト)より更に上に、PB(ペタバイト)、EB(エクサバイト)、ZB(ゼタバイト)、YB(ヨタバイト)などがありますが、大きすぎて普通は使いません。普通の生活ではTBまでですね。
察しの良い方なら気づいたかもしれませんが、Bの前についているアルファベットは「SI接頭辞」といい、他の単位でも使われているものです。例えば長さを表すcm(センチメートル)のcも接頭辞ですし、重さを表すkg(キログラム)のkも接頭辞。情報を扱える量は、技術開発によって飛躍的に増加しています。そんな大きい量を表すのに、いくつも0を書くのは大変ですから、こういった接頭辞というものが使われています。
これがB(バイト)にも使われていて、KB(キロバイト)やMB(メガバイト)やGB(ギガバイト)になっています。
容量のおおよその目安
数字だけでは分かりませんよね。ここでは具体例を紹介します。
- iPhoneSE (第2世代)で撮影した画像1枚→約2〜5MB
- iPhone SE(第2世代)で撮影した動画1本(10秒、1080p/60fps、1980×1080、H.264)→約30.9MB
- ひらがな50音(41文字)のテキストファイル(文字のみの形式)→約123B(バイト)=約0.123KB=約0.000123MB
- 多くのCD→約700MB
- HDD(ハードディスク、PCの中に入っている記憶装置)→500GB(0.5TB)〜16TB
- USBメモリ、SDカード(microSD、miniSD含む)→数MB〜2TB
身の回りによくある記憶装置の保存容量は、こんな感じです。見ての通り、文字などに比べ画像や動画のデータは圧倒的に情報量が多いので、Wi-Fiに繋がないで動画を見てしまうと速度制限がかかってしまうんです。
なんとなくでも分かろう!IT用語
なんとなくでも「GB」、通称”ギガ”について分かっていただけたでしょうか。情報量を表す単位で、データの大きさを表すと桁が多すぎて0をいっぱい書くことになるので、K(キロ)やM(メガ)やG(㌐)といった「接頭辞」というものが使われています。略すと、日本語では後ろのB(バイト)が省略されてしまうので、何のことかわからなくなってしまいがちですけどね。