ファーウェイ、シームレスなAIライフに向けた新製品を発表!HUAWEI P50 Pocket、Huawei Watch D、ファーウェイEyewear、新MateBook X Proに車まで!

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去年12月(2021年12月23日)、ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は主力製品の発表会を開催し、HarmonyOSを中心とし、エコシステム形成に向けて設計された幅広い新製品を発表しました。

HarmonyOSの最新アップデート

ファーウェイのエグゼクティブディレクター兼コンシューマ・ビジネスグループCEO、インテリジェント・オートモーティブソリューションBU CEOの余承東(リチャード・ユー)氏は、HarmonyOSエコシステムの最新アップデートを発表し、「現在、HarmonyOSを実行するファーウェイデバイスは2億2000万台を超過し、HarmonyOS Connect対応のデバイス出荷数は2021年に1億台以上増加しています」と述べました。続けて余氏は、「イノベーションが常にHuaweiを新たな高みへと駆り立ててきました。スマートホーム、スマートオフィス、フィットネスと健康、快適な旅行、エンターテインメントの5大シナリオで革新的なテクノロジーと製品を提供し、今後も消費者に優れたオールシナリオ体験を提供していきます」としました。

HUAWEI P50 Pocket

HUAWEI P50 Pocketは、Huawei初のクラムシェル型のフォルダブル(折りたたみ)スマートフォン。今まで、このような縦折りの折りたたみスマホは、GalaxyのGalaxy Z Flipシリーズか、MotorolaのMotorola razr 5Gしかありませんでした。

P50 Pocketは、技術美とインテリジェントフォトの観点からPシリーズのレガシーを強化し、さらに折り畳み設計、画像技術、ユーザー体験を全面的にアップグレードしたとのこと。

HUAWEI P50 Pocketは画期的なXD Fusion Proウルトラスペクトラム画像技術により、画像に深みのあるレイヤーとディテールを呈し、ファーウェイの ImageTMを新時代へと導きます。

また、外付けスクリーンを装備し、携帯を開かずとも通知、カレンダー、音楽、天気等のチェックが可能です。外付けスクリーンは、アニマルパラダイス等、複数のテーマがすべて利用でき、HUAWEI P50 Pocketをさらに際立たせるとか。これは要するに、スマートウォッチのように文字盤が表示できるということだと思われます。

内側のメインディスプレイのサイズは6.9インチで、アスペクト比は21:9。重さは190gと、比較的軽量になっています。

HuaweiのスマホはGMSが搭載できないせいで、中国国外での販売はもはや絶望的となってしまいました。日本国内でも、P40 Pro 5Gの投入以来、新たにスマホは投入されていません。P40 Pro 5Gの投入が2020年6月ごろなので1年半以上、もうすぐ2年…というには早いですが、それでもかなりの時間が経っています。
Huawei Japanの公式サイトを見ると、今なおP40 Pro 5GやP40 lite 5Gが「NEW」のアイコン付きでスマホのトップページを飾っているのは悲しいですね…

またスマホとは思えないカメラ性能で世界を驚かせてほしいです。

AITO M5

スマートカーの波に乗り、ファーウェイのICT技術の強みを活かし、HarmonyOSを搭載したスマートカーがリリースされました。

この「Huaweiカー」は、中国の自動車メーカー小康集團(Sokan)傘下で、電気自動車の完成車や部品の製造を行う賽力斯(Seres)公司とHuaweiが手を組み、AITOブランドでリリースするものです。初の高級スマート電動SUVであるM5は、ショッピング、旅行、仕事など、生活のほぼすべての側面で消費者にスマートな移動体験を提供し、業界基準を打ち立てたといいます。
AITO M5は、ホイールベースが2880mmで、小回りが効く長さでありながらも、車内には十分なスペースを確保。この合理的な設計は、スーパーカーとSUVの双方の長所を兼ね備え、柔軟性と安定性の両方を実現するとします。
M5は新たに改良された統合型電気駆動システムであるファーウェイDriveONEを採用し、長いバッテリー持続時間、スマートな体験、高パフォーマンスを実現するのだそう。駆動システムまで開発してしまったのでしょうか…??
ラボデータによると、フル充電で、中国乗用車走行サイクル(CLTC)で1242kmの航続距離を誇ります。これはおおよそ北京から上海までの距離に相当し、燃料補給の心配は不要だとアピール。4.4秒1)で0から100k/hに到達する加速を実現し、スーパーカー並みのパフォーマンスを提供するそうです。全体がアルミ合金製のシャーシとダブルウィッシュボーン式のマルチリンク式サスペンションにより、極端なハンドリングでも優れた安定性と快適性を確保します。

また、AITO M5は史上初のHarmonyOSスマートコックピットを搭載しており、統合型の新しいスマートドックのショートカットバーがナビゲーション、音楽、車両状態などの人気サービスのカードを表示し、ワンタッチですぐに利用できます。カードのサイズと並びはすべて調整可能で、ユーザーは自らのデスクトップをカスタマイズできます。また、高速で正確なAI 音声対話とシナリオに基づくCelia(セリア、HarmonyOSのAIアシスタント)の提案により、ドライビング体験がさらに向上します。

HarmonyOSスマートコックピットは、車を単なる車両から、人々を携帯電話、スマートホームデバイス、スマートウォッチ等のスマートデバイスと結びつけるスーパーデバイスへとアップグレードします。ナビゲーション、音楽、通話がシームレスに伝達され、人、車、家を中心とする、あらゆるものが接続された世界を推進。例えばユーザーは、仕事からの帰宅途中に自宅のエアコンと照明をつけ、自宅帰宅時に部屋を快適な状態にしておくことができます。ここはいかにもスマートカーという感じで良いですね。

プレスリリースにはありませんでしたが、中国メディアによれば、先行販売価格は後輪駆動の標準仕様が25万元(約456万円)、四輪駆動のパフォーマンス仕様が28万元(約511万円)、四輪駆動のフラッグシップ仕様が32万元(約584万円)です。HarmonyOS搭載の車は初ですが、最初から結構な高級車の価格ですね。

中国では、本土全体のHuaweiの小売チャネルを通じて販売されます。今後、42都市の180のHuawei店舗で実車を展示し、2022年1月20日以降、118都市で販売されます。 500のHuaweiストアはオープンテストドライブの予約を行っており、ユーザーはAITOの公式ウェブサイトと私のHuaweiAPPから予約を行うことができます。

Huawei Watch D:血圧測定対応スマートウォッチ

Huawei Watch Dは、血圧測定に対応したスマートウォッチです。従来の血圧計と同じように、カフが空気で膨らみ、血圧を測定します。

手首の心電図、および血圧レコーダー(((製品の取扱説明書をよく読むか、医療関係者の指導の下、購入・使用してください。禁忌事項および注意事項については、製品マニュアルを参照)))対応のHuawei Watch Dは、中国国家薬品監督管理局に登録されています。
 Huawei Watch Dは重量約40.9g(((ストラップ重量を除きます)))と、コンパクトで持ち運びが容易なのだとか。マイクロエアポンプとエアバッグが組み込まれ、誤差わずか±3 mmHgと正確な血圧測定を実現し、安心して血圧を測定。また、高性能なECG(ElectroCardiogram、心電図センサー)搭載により、心電図信号を収集し、リアルタイムに心電図レポートを生成してくれると謳います。

血中酸素濃度の測定は、安価なスマートウォッチやバンドでもできるようになりましたし、次の潮流は血圧測定になりそうです。しかし、従来のようにカフを使うとかさばりますし、常時装着するものなので装着感も重要。各社がどのように問題を解決するか見ものです。

HUAWEI Eyewear

HUAWEI Eyewearは、「業界を揺るがすオーディオ製品」だそうで、目に快適さを提供し、耳に滑らかで心地よいオーディオ体験を実現。Eyewearはフル充電で最大16時間稼動が可能なポータブルアシスタントです。HUAWEI Eyewearはインタラクションと接続性を全面的にアップグレードしており、ダブルタップ、スワイプ、ピンチのみで複数の機能を管理できます。スーパーデバイスとオーディオ接続センターが、より便利なデバイス接続と管理を実現し、IoT分野に個人音声対話の新しい扉を開き、急速なデジタル時代に円滑で効率的なライフスタイルをもたらします。​

HUAWEI MateBook X Pro(新モデル)

ファーウェイMateBook X Proは、ディスプレイと本体の比率が92.5%と狭額縁なノートパソコンシリーズ。新たなモデルでは、14.2インチのリアルカラー・フルビュー・ディスプレイを搭載し、DCI-P3色域に対応。そしてプロレベルの3D Lut色補正ソリューションを導入するMateBookシリーズ初(((HUAWEI MateBook Eは除く)))の製品で、豊かで充実したディテールが特徴です。

滑らかで持ち運び可能なボディは、驚異的なパフォーマンスと超高速、高効率を実現。HUAWEI MateBook X Proはファーウェイの新しい旗艦スマート・ラップトップとして、スーパーデバイスにも対応します。そのため、ファーウェイのスマホ、タブレット、モニターなどに簡単に接続でき、モバイルアプリをシームレスにインストールして使用できるため、これまでにない強力なオールシナリオ相互接続体験を実現します。HUAWEI Free Touch(タッチパッド)ジェスチャー操作やその他の最先端技術はスマートオフィス体験を次のレベルに引き上げるといいます。

今回の製品発表について、CEOリチャード・ユー氏から

ファーウェイのエグゼクティブディレクター兼コンシューマ・ビジネスグループCEO、インテリジェント・オートモーティブソリューションBU CEOの余承東(リチャード・ユー)氏は、次のように語りました。

「終わりの見えない供給制限の中、ファーウェイでは決して革新を止めることはありません。当社は業界の活性化を継続し、インテリジェンスへの歩みを加速します。常に当社を支えてくださる全ての消費者様、およびパートナー様に感謝申し上げます。ファーウェイは今後も皆さまの期待に応える、さらに素晴らしい製品、および体験を創造してまいります。もうすぐ冬は終わり、春を迎えることができるでしょう。」

Huaweiは、アメリカの制裁に対応し5Gではなく4G版のQualcommプロセッサーを採用した製品などをリリースしています。私の知る限りでは、まだアメリカの制裁が緩和されたり無くなるといった情報はなく、「もうすぐ冬は終わ」るかと言われると、まだ続くのかなぁと思ったりします。Huawei自体はtoBがあるので無くなることはないでしょうが、消費者向けのtoCが復活して欲しいのは偽りようのない本心です。やっぱり、HONORのような元サブブランドなどではなく、HUAWEIとして新しいスマホがみたいですね。

参考情報

首款鴻蒙汽車發布 「AITO問界M5」107萬起 | 陸股透視 | 兩岸 | 經濟日報 – https://udn.com/news/story/7333/5983947

縦折りスマホ、心電図測れるスマートウォッチ……ファーウェイ、怒涛の新製品投入 | 36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア – https://36kr.jp/166276/


  1. (4.4秒は、AITO M5の4四輪駆動フラグシップエディションの0-100km/hの加速能力です []
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